1 こういう税理士になりたい~自己紹介にかえて
公務員を捨てて~税理士資格への挑戦
税理士試験の受験を決意したのは、国家公務員であった2000年4月8日でした。そのとき私は27歳です。
挑戦への条件は、2つ。誰からも資金援助を受けない。3年で合格する。
公務員という地位を捨てるには、自分に対しても厳しい条件が必要でした。
2000年6月30日に公務員を退職し、受験ともに税理士事務所等で勤務して3年が経過し、税理士試験に合格したのは、2003年12月19日。
なんとか達成しました。
税理士という職業は、幼少のころから意識していました。
それは、私の祖父が大阪府で税理士事務所を経営していたからです。その祖父は、私が8歳の時、1980年に亡くなり、事務所としても消滅しています。
幼少のころから意識していた税理士になりたいという気持ちをようやく実現できたのです。
脱・先生業!~これまでの経験からやりたくないこと
私は独立までに3つの税理士事務所、1つのベンチャー企業を経験しております。
税理士業界は、先生業という悪しき慣習があります。
・そもそも税理士資格は、税務申告書の作成・税務相談を行います。しかし、言い換えれば、それしかやっていない現状があります。
・「その会社は赤字だから気楽にやってね。」…よく言われた言葉です。赤字だとほとんど税金はかかりません。しかし、赤字でも経営は続きます。その会社が黒字になることをサポートしなければいけないのではないでしょうか?
・クライアントが夜遅くまで残業して伝票整理をやっていても興味がない。決算までに終われば問題ない。経理業務にいくら手間がかかっても関係ない。
・情報提供を積極的にやらない。新しいことを実践するには、リスクがある。なら、触らぬ神にたたりなし。
・料金設定は、不明確。メニュー表もなく、ほぼ言い値の料金。
・毎月顧問料をもらっていても毎月はサービスがない。顧問ってそういうものだ。
・お客様が来ても、お茶を出さない。約束の時間に遅れる。折り返しの電話をしない。先生は忙しいからしょうがないと思われていることに甘えている。
・税理士事務所でも毎月決算をしているところはほとんどない。自分がやっていないことをクライアントにはやってもらう。
・「お客さんの顔、全然わからないよ。多すぎて。」と100社以上クライアントがある方。
・普段はスタッフに担当を任せて、申告書が完成しただけ、年1回訪問するだけ。
こういった慣習には多くの疑問があり、そして自分だったらこうやるのに…と思っていました。
井ノ上陽一税理士事務所として~今後目指したい税理士
お客様への毎月訪問は必ずやっていきたいと思っています。
月次決算をしっかりと行いたいという理由もありますが、やはり、月に1度は顔を合わせて、お話したいという気持ちも大きいからです。
その際にスタッフを増やして担当者にするという選択もありますが、私は、税理士である私自身が担当をしていきたいと思っています。私と契約してくださったお客様は自分で担当していきたいという考えです。
当事務所の方向性としては、次の2本柱で展開していきます。
1.税務顧問・会計コンサルティングサービス
「税務署に申告するため仕方なく行う経理・会計・決算書の作成」を、毎月訪問してサポートすることで 「経営に生かすことができる経理・会計・決算書の作成」にしていきたいと思っています。
なお、当然のことながら、当事務所では、月次決算を行っています。翌月5日までには、前月の決算 書、今後の損益計画、資金繰り計画、予算との比較が完了しています。
2.インターネット・セミナー・出版・コンテンツ販売による情報提供サービス
この一環として、開業前の2007年7月9日から毎日更新しているブログがあります。情報発信だけでな く、親近感を持っていただく、自分の考えをアウトプットする場として、おかげさまで1日に1,000アクセ スを記録する日もあります。
今後も2008年3月からインターネットで配布予定の無料レポート、2008年4月から開始予定のメールマガジン、同月24日に予定しているセミナー、2008年内の出版などを計画しているところです。
また、税理士として、お客様と各種ビジネスとのハブ機能を実現したいと思っています。
登記の必要があれば司法書士を、社会保険関係の業務は社会保険労務士、不動産を探していれば不動産業者、ホームページの作成なら制作会社、そして、ビジネス的につながりがあれば、お客様を相互にご紹介する…そういった形でサポートをし、それぞれのビジネスが広がっていけば幸いです。
「毎月、井ノ上さんが来てくれる日が楽しみ」「来月は、いつ来るの?」「へぇーそんな改正があるんだ」「なんでそんなにマメなんですか?」「経理事務がやりやすくなった」
これまでこういった声をいただいており、非常にありがたいです。
これからも毎月訪問する日を楽しみにしてもらえる税理士を目指していきたいと思います。
