退職金を出して節税?

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自分が退職したときに退職金を出せば、会社の節税にもなり、個人の節税にもなります。退職金が税金上優遇されているからです。
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退職金を出せるかどうか

退職金を会社から出せるかどうか?

現実的にはかなり難しいでしょう。
1,000万円の退職金を出すには、それだけのお金が会社になければいけません。

あと20年後に出すとして、50万円ずつためていけばいいのですが、退職金を出したあとの会社の存続を考えると、もうちょっと貯めておく必要があります。

退職金の金額は、会社に規程を作れば、おおむね月額給料×在職年数×3です。

月額100万円で、在職年数20年なら、100万円×20年×3=6,000万円にもなってしまいます。
もちろん、この金額は上限ですので、そこまで出す必要はありません。

退職金を準備するには

会社で退職金を準備するには、生命保険を活用することも多いです。

・生命保険を解約する→解約金が収入になる・お金が入る
・退職金を出す→退職金が経費になる・お金が出て行く

と相殺できるのです。

会社ではなく、個人で退職金を貯めるなら、

・個人型確定拠出年金
・小規模企業共済

が使えます。

後継者をどうするか

会社は、株を引き継ぐことにより、後継者が事業を続けることができます。

設立時に資本金が100万円の会社の場合、その時の株の価値は100万円です。

ただ、この価値は一定ではありません。
ざっくりと考えると、貸借対照表(B/S)の純資産の金額(資本金+それまでの利益の累計)が株の価値です。

5年継続し、毎年100万円の利益を出していると、
資本金 100万円
それまでの利益の累計 500万円
で、600万円の価値があるということです。

この株を身内が相続すると、相続税の対象になり、他人に引き渡せば、ひとり社長に税金(600万円ー100万円=500万円)がかかります。

退職金を出せば、利益の累計も減らせるので、これらの税金を減らせるのです。

ただ、問題は、その後継者。
ひとり社長も、誰に継がせるか、自分の代で終わりにするかを考えなければいけません。

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