インボイスの登録番号を確認しなきゃいけないのか

インボイスがはじめると、請求書の番号を確認しなければいけないのでしょうか。

インボイス後の請求書

インボイス(適格請求書保存方式。2023年10月1日〜)がはじめると、請求書に
T111111111111
といった登録番号が入るようになります。

これが入っていれば、その金額から10%の消費税(このとき)を引いて経理できるのです。
(消費税の原則課税の場合)

その登録番号を確認しなければいけないと言われています。
嘘の番号かもしれまないからです。

番号を確認!

会計ソフトや請求書作成ソフトは、
「登録番号を自動で確認できます!」
「これで安心です!」
とうたっています。
ただ、そのために多額のお金を払うかどうか。

たしかに目で確認するのは大変です。
登録番号を国税庁のサイトで検索して、たしかに登録されているかを確認する必要があります。
それをすべての取引先に対してするのでしょうか。

嘘の番号が入っている確率

登録番号が入っていて、それが嘘である可能性はどのくらいでしょうか。
そんなことをしてまで、インボイスに登録しています!と言いたい方はそうそういないでしょう。

その確率を考えると、確認しない、一定数確認する、金額が大きなところは確認する、という選択肢もあります。
もし、嘘の番号が入っていたとき(インボイスに登録していないのに登録していることにしている)は、どうなるか。

納める消費税の計算を間違えてしまいます。
インボイスに登録している相手先で、11万円なら、消費税1万円を引いて計算するのですが、もし嘘の番号でインボイスに登録していない場合、仮に2023年10月なら、8000円しか引くことができません。

納める消費税が2000円少なくなるのです。
罰金がかかる可能性もあります。

このリスクをどこまで考えるかです。