個人(フリーランス)には消費税を払わなくていいことはない

「個人(フリーランス)だから消費税を払わなくていい」ということを聞くことがあります。
そんなことはありません。

 

消費税を払わなくていい?

個人には消費税を払わなくてよく、法人には払う
ということはありません。

たとえば、個人で、11,000円の請求があったら、「10000円じゃないのか?」と言われることもあります。
決してそうではありません。

法人だから、11,000円でいいということもないのです。

消費税を先方が納めているかどうかと、請求に消費税が含まれているかは関係ありません。

消費税を納めているかは関係ない

消費税を納めている個人(フリーランス)も法人もあります。
2年前(法人は2期前)の売上が1000万円以下だったら消費税を納める必要はありません。

ただ、請求として、11,000円(税込)、10,000円+税(1,000円)という請求は誰にでもできます。
こちらが払う場合、11,000円であろうと、10000円であろうと、消費税が含んだものとして経理するのです。
(原則課税という方法なら、課税仕入という区分で経理します)

これが、インボイス導入後は変わります。

2023年からのインボイス

2023年10月からインボイスという制度がはじまります。
個人であれば、法人であれ、登録番号があれば、消費税が含まれているとし、そうでなければ消費税が含まれていないものとして経理するのです。

11,000円でも、番号によって処理がわかれます。
ようはめんどくさくなるわけです……

現状(記事執筆時点2021年6月)は、国内の個人・法人なら消費税ありという処理をします。

私自身、仕事の依頼で、個人なら5万円、法人なら5万円+税といわれたことがありました。
(複数回)
そういうものではないのです。
(私は個人と法人の両方で仕事をしており、法人で受ける仕事だったので指摘はしませんでしたけど)