同業他社との比較は必要か

同業他社がどんな数字か、どんな状態か気になることもあるでしょう。

 

同業他社の数字は手に入らない

同業他社と数字を比較すれば、自社がどのくらいの位置にいるのか、このままでいいのか、変えなきゃいけないのかなどがわかる可能性もあります。

ただ、その同業他社の数字は、手に入りにくいものです。
決算書を出してもらうことも難しいでしょうし、上場企業のように公表されているわけでもありません。
手に入れる方法はありますが、そもそもその同業他社の数字は必要かどうかを考えてみましょう。

そもそも同業他社は気にすべきか

同業他社は常にリサーチし、研究しておくべきではあります。
その同業他社との違いを出していこうとされているでしょうから。

同業他社と違いがなければ、安くするしかありません。
値段以外の違いを出したいものです。

規模や方向性が違えば、たとえ同業他社の数字が手に入っても、参考になりません。

どうしても気にするなら、規模や業種関係なく目安があるROAを気にしましょう。
ROA。経営効率をチェックする経営分析値

同業他社がない状況

同業他社の数字が豊富に手に入っても、あてはまるものがないという状況もあります。
そこを目指すのも手でしょう。

製造業でありながら、小売業もやって、サービス業でもあるというような。

同業他社がない状況も、違い=強みとなります。