財務三表のキャッシュ・フロー計算書は、いらない

財務三表といわれるもののうち、キャッシュ・フロー計算書はいらないかなと思っています。

 

 

財務三表は大事!

・貸借対照表
・損益計算書
・キャッシュ・フロー計算書
は、財務三表といわれ、大事だと言われています。

一応、私もキャッシュ・フロー計算書は使っていますし、知っているのですが、使っていません。
書籍でも特に触れませんでした。
社長! 「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ!

差し障りなく網羅するなら、キャッシュ・フロー計算書も入れるべきなのでしょうが、使わないなら入れたくありません。

中小企業に限っては、キャッシュ・フロー計算書は必要ないかなと思っています。

キャッシュ・フロー計算書はいらない

キャッシュ・フロー計算書は、一定の意味があるとはいえ、一般的にはわかりにくいと思うのです。

・当期純利益からスタートして考える
・「売上債権の増減額」といった表現
・売掛金が増えていたら、キャッシュ・フロー計算書ではマイナス

わかりにくくても重要ならもちろん使う必要はありますし、読めるようにしておきたいもの。
ただ、重要でないなら読めなくても、使わなくてもかまいません。

貸借対照表もわかりにくいのですが、重要なので、使っていますし、提供しています。
(前述の本でも取り上げています)

資金繰り表のほうが大事です。

キャッシュ・フロー計算書の3区分は大事

資金繰り表だと、月初の残高からスタートして、増減があって、月末の残高になるということでわかりやすいです。
実績だけではなく、予測もつくっておきましょう。

キャッシュ・フロー計算書の考え方は重要で、資金繰り表にも活かせます。
・営業活動によるキャッシュ・フロー
・投資活動によるキャッシュ・フロー
・財務三表によるキャッシュ・フロー
という3区分があり、キャッシュ・フロー、つまり資金が増減したとしても、その理由が大事ということです。

資金繰り表にもこれらの要素を活かしつつ、もしキャッシュ・フロー計算書がお手元にあったら、この3区分の数字だけ見ておきましょう。
(この3区分の数字だけグラフにするのもおすすめです)
・営業活動によるキャッシュ・フロー」がプラスになることが大事→本業でどれだけキャッシュを稼いでいるか
・投資活動によるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローの範囲ならマイナスでもいい→将来への投資をしているということ
・財務三表によるキャッシュ・フローは、マイナスが好ましい=返済が進んでいるということ

日々、月々は、泥臭い資金繰り表が大事です。