棚卸はどこまでやればいいのか

棚卸がなぜ大事なのか、どこまでやればいいのかについてまとめました。

 

棚卸をしなければいけない理由

棚卸とは、決算日時点の在庫(売れていないもの)を数えることです。
数×単価=値段を出し、それを経理に反映させます。

なぜ、棚卸をしないといけないのか。
通常、仕入れたときに、すべて経費にします。

たとえば、100万円仕入れれば、100万円の経費です。
売上が1000万円なら1000万円-100万円=利益900万円となります。

しかしながら、仕入れた商品がすべて売れてはいないはずです。
売れていないものは、「商品」=在庫として、次の年(年度)に持ち越すのです。
その在庫が30万円なら、利益900万円から30万円を引き、870万円の利益となります。

棚卸が間違っていると、それだけで利益が変わり、税金が変わるのです。

仕入か?消耗品か?

ただ、その前提として、仕入か?消耗品かという問題があります。
切手や文房具は、消耗品です。
在庫ではなく、貯蔵品という扱いになりますが、毎回まとめて消耗品費にしているならそれでもいいというルールがあります。
在庫のほうがそれがありません。
仕入れたもの(売るもの)は、棚卸をしなければいけないのです。

棚卸はどこまでやるか

その棚卸どこまでやるか。

たとえば、一部が残っている場合どうするか。
それならば、その一部だけを在庫として数えます。

手間はかかりますが。

売れないものは、いっそ安くでも売ったり、捨てたりしたほうが、棚卸の手間は減ります。
その金額にもよりますが。

在庫のもれがないようにしておきましょう。

 

そういえば、昔、本の卸問屋でバイトをしていて、棚卸が大変でした。
あれを毎年やるとなると大変です。