費用と経費、何が違う?

費用と経費という言葉、何が違うのか、書いてみました。

 

会計用語としての費用

「経費」と「費用」、結論から書くと、どちらも同じようなものです。
ただ、ニュアンスが違います。

「費用」は会計用語、経理で出でくることが多いもの。
収益に対して費用という使い方をします。

プライベートでも使いことがあるでしょう。
旅行費用や、「費用がかかる」というように。

結果として、私は、税理士業で、「費用」を使っていません。
「経費」という言葉を使っています。

税金用語としての経費

 

本でも「経費」と統一しました。
社長! 「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ!
会計だけ、簿記だけの本を書くなら、「費用」を使うかもしれませんが、経理の本であるなら、税金のことも考えるからです。
そして、その税金では、「経費」という言葉を使います。

「経費になる」
「経費で落とす」
「経費を増やしたい」
という表現はよくあるでしょう。

経費とは、税金用語です。
法律には、「必要経費」という言葉があります。

「費用にする」よりも「経費にする」というほうがしっくりくる方の多いでしょう。

 

費用=経費

費用=経費は、同じような意味ですが、税金という要素を加味した「経費」のほうがより現実的です。
どっちも同じものと考えつつ、「経費」を使っておきましょう。
正しい使い分けをするのはなかなか難しいものですので。