所得と利益の違い

所得?利益?その違い、使い分けをまとめてみました。

 

基本的には、所得=利益

所得か利益か。
基本的には、一緒と思っておきましょう。
収入(売上)から支出(経費・費用)を引いたものです。

もうけ、かせぎ、実質的な収入ともいえるでしょう。

税金では所得、会計・経理では利益

所得と利益のわけかたとしては、
・税金では、所得
・会計・経理では、利益
というものがあります。

税金を計算するときは、所得を使い、経理では、利益という使い分けです。
会計ソフトには、「所得」という言葉は出てきません。

所得と利益が違う場合

所得と利益が違うケースにはこういったものがあります。

たとえば、利益が1000万円で、役員へのボーナス(賞与)が100万円あるとすると、この100万円は税金上引くことができません。

この場合、所得は、1000万円+100万円=1100万円となるのです。
税率が30%としたら、330万円となります。

また、通常でも、
税引前当期純利益 1300万円
-法人税、住民税及び事業税等 300万円
当期純利益 1000万円
とあれば、
所得は、1000万円+300万円=1300万円
となります。

利益が1000万円、所得が1300万円というわけです。

こういった違いがあることを把握しておきましょう。
ざっくりと、税引前当期純利益で、税金を計算しておけば大丈夫です。