消耗品費・事務用品費を分けるかどうかの考え方

勘定科目で、消耗品費と事務用品費を分けるかどうか。
その考え方をまとめてみました。

 

消耗品費?事務用品費?

似たような勘定科目に、「消耗品費」と「事務用品費」があります。
たいていの会計ソフトにある科目です。

これを正確にわけることができるか?
ペン、ノート、付箋などは、事務用品費か?
パソコンは消耗品費か?
じゃあ、ルーターは?ケーブルは?ファイルは?と考えていくと迷うこともあるでしょう。

 

勘定科目は、できる限り1つに

勘定科目のセオリーの1つは、できる限りに1つにすること。
似たようなものなら1つにしてしまいましょう。

消耗品費と事務用品費も1つでいいのではないでしょうか?
事務用品費を使わず、消耗品費だけにするのも手です。

「事務用消耗品費」と合体している会計ソフトもありました。
ある意味、ありです。

勘定科目は、できる限りわける

勘定科目のもう1つのセオリーは、できる限りわけること。
必要があれば、分けたいものです。

消耗品費と事務用品費、どうしても分けたいなら分けましょう。
1つにするか、分けるかは、ご自身が、会社が決めることです。

IT系を消耗品費、アナログ系を事務用品費をする方法もあるでしょう。
じゃあ、テプラはどっちか?と悩むかもしれませんが。

私自身の経理では、パソコン関係を「IT投資」としてわけています。
その他は「消耗品費」、「事務用品費」は使っていません。

テプラを持っていますが、パソコンと連動しないので、「消耗品費」です。
パソコンにくっつけるか、連動するなら「IT投資」にしています。

ただ、この「IT投資」、決算書では無難な科目にしておいたほうがいいので、「消耗品費」にまとめています。

自社の管理、チェックのためにわけているということです。

「打ち合わせ費」→お客様との打ち合わせで使う
「会議費」→自分がひとりで使う

というのもわけています。

こういったこともできますので、今一度、勘定科目を見直してみましょう。