「会計ソフト、なんか使いにくい」は正しい

「会計ソフト、なんか使いにくい」と思うかもしれませんが、それは正しい感覚です。

 

会計ソフトは誰のために?

会計ソフトは、誰のためにつくられたものでしょうか。
昔も今も、専門の経理担当者や税理士などをむいています。

そのため、「帳簿」や「仕訳」など、専門用語だらけです。

これは、しかたありません。
会計ソフトのユーザーはそういった専門家がほとんどなのですから。

だからこそとっつきにくくて当然、使いにくくて当然なのです。

 

会計ソフトが使いやすいと思わなくていい

会計ソフトは、正確さを重視しているからか、使いにくいものです。
これを使いやすいと思わなくても問題ありませんし、使いやすくならないてもかまいません。

私自身、2001年にこの業界に入って2021年で20年になります。
ただ、「会計ソフトが使いやすいわ」と未だに思いません。

私が失格なのかもしれませんが。

その使いにくさを補うためにExcelを使っています。

 

Excelで会計ソフトを補う

 

Excelは自由度が高いソフトで、自分のアイデア、工夫次第で、いくらでも効率化し、使いやすくすることができます。
このExcelで会計ソフトを補っていきましょう。

Excelなしには、経理の効率化はできません。
世の中、「脱Excel」という言葉があり、私は好きではありません。

 

Excelを使いこなさないまま、「脱Excel」しても、効果は上がらないものです。
会計ソフトよりもExcelのスキルを伸ばしましょう。

会計ソフトは経理だけ、Excelは他の仕事にも使えます。
むしろ、会計ソフトにどっぷり浸かる弊害のほうが大きいものです。

Excel本も書いていますので、参考にしていただければ。

新版 そのまま使える 経理&会計のためのExcel入門

やってはいけないExcel ―「やってはいけない」がわかると「Excelの正解」がわかる