経理効率化におけるAIとRPAの違い

経理効率化において、AIとRPAの違いについてよくご質問いただきます。
その違いについて、まとめてみました。

 

AIによる経理効率化

AI=人工知能による経理効率化といえるものは、次のようなものが考えられます。
・データから仕訳を推測
・データを分析し、なんらかの結果を表示
・音声認識入力によりデータを入力
・画像認識(AI-OCR)により紙をデータ化
・経理情報をGoogleで検索

これがAIかどうか、あいまいなものもありますが、いつのまにか導入されているものも多いです。
AIは、どちらかというと、自然に導入される可能性があるといえるでしょう。

RPAによる経理効率化

RPAによる経理効率化は、次のようなものがあります。
・Excelからソフトへデータを入力
・ソフトからExcelへ数字を転記
・ブラウザからデータをダウンロード

RPAは、人がする仕事を自動化しているイメージです。
プログラミングの1種ですので。

RPAは、より意図しなければいけない

AIとRPAを比べると、RPAのほうがより意図しなければいけません。
人がなんらかの指示をしなければ、RPAは動きません。

もちろん、RPAにAIの要素が入ることもありますが、純然たるRPAは、プログラミングですので、勝手にできるもの、自然に導入されるものでもありません。
積極的に導入しなければ、RPAによる経理効率化はなしえないのです。

「Excelに入力したデータを会計ソフトに入力する」ということは、だれかがしくみ(プログラム)をつくらなければできません。

AIも自然に導入される可能性があるとはいえ、積極的に使っていきたいものです。
経理をより楽に、より速く。

その先にやるべきことはたくさんあるのですから。