経理効率化の要は、「集める」&「記録する」

経理効率化のポイントは、「集める」と「記録する」を同時にやることです。

経理の流れは、集める→記録する→チェックするの3段階です。

このうち、「集める」と「記録する」を同時にやるのが、経理効率化の要。

具体的には、データで集めると「集める」と「記録する」が同時にできます。

・ネットバンク、データ連動できるクレジットカードを使う
・そのネットバンク、クレジットカードのデータを会計ソフトに取り込む
・こちらからの売上をデータを集める

ということを最低限やっておきましょう。

これら以外の取引(社長が立て替えた経費)は、Excelに入力し、それを会計ソフトに取り込みます。
会計ソフトに入力してもいいのですが、会計ソフトは見た目もダサく、古く、操作性もよくないので、効率化には向いていないのです。
会計ソフトを導入して、ネットバンクとクレジットカードを連動しても、経理効率化はできません。
それ以外の取引もあるからです。
会計ソフト会社は、「経理を全自動」といいますが、ごく限られた条件でのことでしかありません。
売るためには、「全自動」と言ったほうがいいですから……。
会計ソフト会社に大義はないこと、正確性や売上には興味があっても、効率化には興味がないことを念頭においておきましょう。

レシートをスキャンする方法もありますが、100%正しく取り込めるわけではなく、スキャン、そしてその修正の手間をどう考えるか。
気にならないようならスキャンもいいでしょう。

いずれにせよ、連動しないものは、毎日入力するのがおすすめです。
貯めずに。
朝、前日のものを入力しておけば、5分で終わります。

まとめてやると、おっくうになるのは、宿題と同じです。

もちろん、入力を外注する方法もあります。

なお、私は入力を受けておりません。
税理士ですが入力が嫌いで、自分の入力だけしかやりたくないからです。
(やりたいない仕事を受けることをおすすめしていない以上、私も貫きます)

入力を外注する場合、別の税理士への依頼をお願いします。
(もちろん、入力の効率化についてはアドバイスされていただきます。私もとことん効率化していますので)